一生のお付き合い、それ以上になるといい。私のお守りジュエリー

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私には一生大事にすると決めているジュエリーが3つある。

 

1つ目はカルティエ腕時計のタンク。

2つ目は同じくカルティエのトリニティリング。

そして3つ目がDiorのトライバルボールイヤリング。

 

ちょっとだけ背伸びをしているこの3つのジュエリー は私のお守りであり、人生のモチベーションでもある。

 

カルティエの腕時計は夫がプレゼントしてくれた。

私たちは結婚指輪は揃えたものの、婚約指輪は私が必要ないと言って準備しなかった。

「買ってもらうとしたら結婚10年目のスウィートテンダイヤで指輪かな」

そう話していたので、夫も別に気にしていないと思っていた。

そんな時、結婚1周年で旅行に行った際に、夕食から帰ってくると室内のテーブルに花束が置いてあった。

 

サプライズ!!わーー!おはn……ファッ!??????????????

 

花束の影に隠れて置いてあったのは紛れもない、あの赤い箱だった。

しかもでかい。

 

私はこういう時、嬉しさよりも先に困惑とか恐れのような感情が先にきてしまうタイプなので、恐る恐る箱を開けてみた。

そこには、クラシカルな佇まいが美しい、腕時計がちょこんと座っていた。

 

夫は心のどこかで婚約指輪を買わなかったことを後悔していたらしく、

私にバレないようこっそりと時計を準備していてくれていたらしい。

「来年からはこういう(ジュエリーのプレゼント)ないからね」

照れ隠しなのか、本気で釘を刺したのかは分からないが、とにかくここにきてやっと嬉しいという感情になれた。

 

普段はもっぱらApple Watchを使っているけれど、特別なお出かけの時や気合を入れたい日には必ず身につけているお守りのような腕時計。

 

2つ目のトリニティリング。これはちょっとしたストーリーがある。

祖母が亡くなったあと、私が東京へ戻る数日前にやけに改まった母から封筒を手渡された。

生前、祖母が孫たちに10万円ずつ手渡すようにと、母に言付けていたらしい。

「使い道は自分たちで決めなさい」と母が言ったその横から父が

「貯金してもいいけど、何か形として残る記念品のようなものを買ってもいい」そう言った。

確かにそうだ。貯金や投資に回してもいいけれど、せっかくなら祖母を感じられる何かにしよう。いつも身につけていられて、自分を鼓舞してくれるようなもの。

そう思い、あれこれと調べてたどり着いたのが、カルティエのトリニティリングだった。

 

数あるジュエリーの中でトリニティを選んだ際たる理由が、リングに込められた“意味”だった。

トリニティには3色のゴールドが使われており、このイエロー、ホワイト、ピンクのゴールドにはそれぞれ意味がある。 

イエローゴールド=忠誠
ホワイトゴールド=友情
ピンクゴールド=愛

これを知った時 、まさに祖母を体現した指輪だと思った。

しかも、奇しくも夫から贈られた時計もカルティエ

 これしかない。そう思った。

 

お店の方に「つけっぱなしにしても問題ないですか」と尋ねると、

「結婚指輪として身につける方もいらっしゃるので大丈夫ですよ」とのことだったので、今は毎日身につけて、もはや体の一部になりかけている。

 

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そして、3つ目がDiorのトライバルボール。

これは、今年の初め起業したのをきっかけに、自分自身に喝を入れるために、ちょっと頑張って購入したもの。

仕事用のポートレートを撮影するときにも身につけたのだけれど、登壇したり、投資家合う時などには必ずつけている。

これからもずっと、仕事のパートナーとして大事にしていきたいイヤリング。

もちろん、パールなのできちんとした場にもつけていけるし、買ってよかったなと心から思う。

 

身の丈に合った生活はとても大事なことだ。

でも、ほんの少し背伸びをする必要があるものを手にすると、それにふさわしい自分になろうと自然と頑張れる。

がむしゃらにではなく、自然と。

そんな、絶妙な距離感が3つのジュエリーにはある。

 

この先、落ち込んだり転んだり、人生の楽しくない瞬間に、背中を押してくれるであろうもの。

そして、次の世代にも大切に受け継いでいきたいもの。

私にとって、かけがえのない宝物たち。