家族になるということ

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週末、お互いの実家を訪問しあった。
普通は結婚する前にするんだろうけど、何も考えずに籍を入れたので、事後的に訪問することになった。
本当、常識にとらわれなさすぎて、時々申し訳なくなる。(けど、気にしない)

彼のご両親とお会いするのはこれで2度目で、1度目はお付き合いしていることを報告するだけだったから、なんだかすごくよそよそしく他人行儀で、私もとても緊張していた。
だから、今回も実はちょっと憂鬱だった。

ご実家に伺い、彼の子どもの頃のアルバムを見ながらコーヒーをいただき、そのあと食事に出かけた。
お義父さんの昔の話や、彼のことをケラケラ笑いながら話すお義母さんの姿を見て、
ああ、私はやっと「家族」と見なされたんだ、
と思った。そこに他人行儀なよそよそしさはもうなかった。

だいたい、つい数ヶ月前までは会ったこともない赤の他人だったのだ。
それが、急に「今日から家族でーす」なんて無理がありすぎる。
そもそも「家族」ってなんだよ、と言いたくなる。

人と人の間にある壁。
それが、たったひとつの出来事でなくなった。
私にとってはあまりに不思議な事象だ。

でもきっと、私はあの家の人たちに何か悲しいことや不条理なことが起こったら悲しむし怒ると思う。
それは多分、自分のもっとも大切な人の大切な人だからだ。
もしかすると、お義父さんやお義母さんも同じなんだろう。
自分の大切な息子の大切な人。だから、受け入れる。
ただそれだけの論理なのかもしれない。

ちなみに、我が家はウェルカムモード全開で、まるで祭りでした。

家族ってなんだろう。
まだまだ分かりそうにない。

 

#日記 #エッセイ #家族 #とは