逃げ場がないことが人間を一番追い詰めるよね、というお話(週末日記 平日ver.)

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今週は本当にあかんかった。

岸田奈美さんが「もうあかんわ日記」を毎日更新しているが、本当に「もうあかん……」と何度も思った。

大したことはしていない。

別に、祖父母の介護だって日中は山口から帰ってきた叔母がしてくれているし、私は時々手伝いにいって、祖父母の話し相手になっているくらいだ。

実家でも、昼食と夕食の支度をするものの、別に東京にいるときだってやっていた。

だけど、とにかく余裕がない。「仕事をしよう」とゆったりと腰を据えてやる気が起きない。ゆえにどんどん仕事がスタックしていく。それに比例するかのように、スマホ版のあつ森のレベルだけがどんどん上がっていく。(何してんの?)

水曜、木曜が「もうあかん」のピークで、ちょっとしたことで父に牙をむき、表情も誰がみても「ヤバイ」と思うくらい疲れていた(らしい)。

金曜の今は、祖父母の家に泊まり、夜中の「万が一」の出来事に備えて、ソファで仮眠しながら一夜を過ごすミッションを遂行している。

みんなで分担しながら、それぞれが得意なことをやりながら、この今を乗り切らないといけない。それは重々分かっているし、そのために私は夫を放置して実家に帰ってきた。

でもアカン。

片付けても片付けても永遠に終わらない祖父母の家の片付け。(今日はやっと祖父のベッドの隣に山積みになっていた洋服と下着の山を仕分けし、タンスにしまうというミッションをクリアした)

今日は疲れたからご飯作るのサボりたいな〜と思っても、サボる先がない田舎の現実。Uber Eatsがないのは当然としても、そもそも飲食店がない(あるとすればスナックかフィリピンパブ)ので、テイクアウトも出前もない。
外食の選択肢はラーメン屋かうどん屋か焼肉かとんかつ。70歳を目前にした完全に“高齢者”枠の父(絶対怒られる表現)にはしんどいラインナップだ。(っていうか、そもそも私自身が揚げ物はあまり好きではない)

だから、結局「……何か作るか」となる。

これは完全に愚痴だけれど、「田舎に移住して自然の中でのびのびとワークライフバランス☆」と言っている人に伝えたい。

まじで!!!無理だYO!!!!!!!!

想定している田舎のレベルが、東京都心まで電車や新幹線でで2時間以内とか、仙台とか福岡とかの地方都市ならいけると思うけれど、私が今いるような「ガチレベルの田舎」でワークライフバランスなんて到底無理だ。テイネイナセイカツ?

めちゃくちゃ器用になんでもこなせる人か、パートナーのどちらかが仕事を辞めるか、めちゃくちゃ仕事をセーブするかすればなんとかなるかもしれないけれど。とにかく、アウトソース先がないのだから。

家事代行ナニソレ?
ネットスーパー配達圏外(かろうじて生協はある)
外食もせいぜいコンビニ

この「逃げ場のなさ」と永遠に戦い続けなければいけないのが、本当の田舎暮らしだ。

私は2週間ですでに音をあげている。とにかく逃げたい。どこにでもいいからひとりになって、何も考えずに眠りたい。好きなことだけをしたい。思い切り感情を爆発させたいし、なんなら爆買いしそうな勢いである。

祖母のことは愛している。祖父のことだって大事だ。
叔母たちだって、母のことだって、(あ、父も)、倒れやしないか心配だ。

だから音をあげている場合でも、逃げている場合でもないのだけれど、今週はなんだか、アカンかったなあ。

まとめ

どんな状況であっても、「逃げ場」はちゃんと作っておきましょう。
そして、適切に、堂々と逃げましょう。
逃げるは恥だが役に立つ、って本当ですよ。